ROOTS SPIRALの想い

設立趣旨

長年、大学生〜社会人のキャリアカウンセリング、キャリア支援セミナー、キャリア教育に従事する中で
ずっと一人ひとりの人生に向き合う過程において、まず最初に衝撃を受けたのは、
「自分で選んだはずの仕事なのにも関わらず、不平や不満や
モヤモヤを抱えたまま納得感ない現状から踏み出さずに生きる社会人の多さ」でした。

その納得感の無い中で踏み出せない根本原因を探求し続けた結果、
それは人々のいる環境や年収や立場に左右されるものではなく、
個々人の意思決定の裏にある内面のスタンスによるものであることが見えてきました。

但し年齢を重ねれば重ねるほど、そうした内面のスタンスはこれまでの経験の蓄積により構築されるものである為、
すぐには変われず仕方なく「現状に甘んじて生きる」という選択肢をとる社会人をこれ以上増やしては、
益々そうした大人をみて育つ子どもたちへも負の連鎖が生まれてしまうことが容易に想像出来てしまったとき、
何としても教育を変えなければ、不確実性高まる時代に適応出来ない人達だらけの日本と化してしまう。
そんな強い危機感から、教育改革に力を注いできました。

大学生以降のキャリア形成の為のプロジェクトを多く企画・運営・参画して参りましたが、
携われば携わるほど、そうしたサービスの矛盾に気づき、そのままではいられなくなり、この団体を設立致しました。

もっと早期に、子どもたちが自信や希望を失う前に、
可能性を拓く選択肢や挑戦を後押しする社会関係資本と出会える機会を創出することで
既存の対処療法的”キャリア教育”がゆくゆくは必要無くなっていくような、
これまでにない予防的キャリア教育の実現を、弊団体は構想しています。

そうでなければ、根本的解決にはなっておらず、
誤解を恐れず極端に言ってしまえば、
キャリア支援・教育という名の「もぐらたたき」をしているだけ。
大学生や大人になってから困る人達は再生産され続け、
いっこうに減らないということを、これまで長年キャリア支援に携わってきた中でつくづく感じているからです。

一回潰された草木がしゃんとするのが大変なことは一目瞭然。
にも関わらず、大変なやり方で余計な負荷をかけ、
必死で折れかけた草木を立て直して人材育成しているのが、今です。

しかし本来、自分らしくしゃんとする力を持って
人間は誰しも生まれてくるはずなんですよね。
それを環境によって潰すことなく育てることが出来て、初めて
教育って機能したって言えるんじゃないかと考えています。

もちろん直ぐにはなかなか変わりませんが、
小さくスタートしながら、地道に変えられるところから《現場》を
変えていく予定です。それなりの覚悟を持って、
既存の”キャリア教育”には一石投じたいと思っております。
それは、これまでの自分の専門領域に対する、
究極的アンチテーゼでもあります。

何故そんなことを敢えてやるのかと言えば、
《現場》で感じ続けた違和感を越えられるものを創り出したいから。

こんな支援で、のうのうと、満足していいワケがない。
表層的支援が幾らあろうと事足りはしないのです。
次なる変化の時代は、音を立てて直ぐそこまで近付いてきている。
困る人達の再生産を食い止め得る、ホンモノの支援とは果たして何か?

弊団体では、不確実性が高まる社会を自分らしくしなやかに生きぬく上で
一番必要となる《芯の強さ》と《柔軟性》両面を小学生時代より養える環境を、
日本では一刻も早く作ることが何より大切だと考えています。

弊団体のプログラム及びサービスを通じて、より一人ひとりの可能性が大切に拓ける教育環境を創出し、
どんな環境に生まれたとしても、表面化しづらい地域格差や所得格差の影響を受けることなく、
あらゆる子どもたちにとって希望が持てる選択肢や社会関係資本と出会える社会の創造に寄与し続けます。

また、個々人の《現場》に徹底的に拘り、
エビデンスデータを用いた教育改善策を推進し続けます。